【ミキプルーン】プルーンの在庫を大量購入させられた友人の苦悩と発覚した不快な事実

ビジネス

 プルーンの大量の在庫を購入させられた友人が、私に相談をしてきました。友人から話を伺っていくうちに、プルーンのネットワークビジネスの裏側で「まさか、そんなことが行われているとは」と、その実態に、私は驚きを隠しきれませんでした。ところが、そこから友人が私に対しておこなっていた「不快な事実」が発覚したのです。

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プルーンばかりをくれる

 これは私が東京で暮らしていた時の話です。共通の友人を通して友人Aと知り合いました。わりと興味のある話題が一致していた為、すぐに意気投合し友達となりました。

 知り合ってほどなくすると、友人Aは少しばかり人と違った一面を持っていることに気がつき始めました。

 それは、「プルーンばかりを食べている」と言うことでした。不思議に思い、「どうしてプルーンばかり食べているのか」と尋ねると、「プルーンが好きだから」と言うのです。

 しかし、私にとって、とても困ったことがありました。それは、友人Aが私に、毎回、「プルーン」をくれるということです。

 毎回、プルーンを使った料理なり、お菓子なり、をくれるのです。私は正直、プルーンが好きではありませんでしたが、「せっかく友人Aが作ってくれたから」と思い、無理して残さず食べていました。

 しかし、私には、どうして毎回「プルーン」なのか判りませんでした。

 この時、私は友人Aが純粋に友達として、好意で「プルーン」をくれているとばかり思っていました。

 ところが、別の友人たちと、この友人Aの部屋に遊びに行った時のことでした。

 私は驚くべきものを目にしたのです。

うず高く積み上げられた大量の在庫

 そこには、プルーンの入った大量の段ボール箱がうず高く積まれていたのです。

 私は「どうしてこんなに大量にプルーンを持っているのか」と尋ねると、そこで、初めて友人Aは「ミキプルーン」というネットワークビジネスをしていると話しました。

 それまで、私は「ミキプルーン」という名前は知っていたのですが、それがネットワークビジネスだったとは、知りませんでした。

 友人Aがネットワークビジネスをしていたことを知り、私は驚きました。

 私の中に「友人Aが私にプルーンばかりくれていたのは、本当は好意ではなくネットワークビジネスに誘う為だったのでは」という想いが沸いてきて、不快な気持ちになりました。

 その日以来、友人Aは、私にも「ミキプルーン」の話をしてくるようになりました。

 ところが、友人Aは「ミキプルーン」をやっていて、困ったことが多々あり、そのことを私に相談してくるようになりました。

内情、裏切り者

 私は友人Aは経済状況が思わしくなく、いつも節約をして切り詰めた生活を送っていることは知っていましたが、その理由までは知りませんでした。

 その理由が「ミキプルーン」では十分な収入を得ることが出来ず、暮らしていくことが出来ずに、貯金を切り崩しながら生活をしていたからだと、友人Aは教えてくれました。

 友人Aの話では、ほとんど「ミキプルーン」での収入は「無い」とのことでした。

 ならば、「普通に働いた方が良いのでは」と私が提案をすると、友人Aは「グループを抜けられない」と言うのです。

 グループとは、5、6人で構成されており、その仲間でミーティングをして、励まし合い、ビジネスを成功させようと団結した結束の強い仲間とのことでした。

 ところが、これが少々厄介なもので、グループを抜けると「裏切り者」扱いされると言うのです。それを気にして、なかなか「ミキプルーン」を辞められないというのです。

洗脳

 しかし、困ったことはそれだけではありませんでした。

 グループにはリーダーがいて、そのリーダーがかなりの強引な性格の人とのことでした。

 事実、友人Aの部屋にうず高く積まれていた「プルーン」の在庫は、リーダーから購入したとのことですが、「ビジネスだから在庫はたくさん必要」と説得され購入したとのことでした。

 正直、販売力のない友人Aにこれほどまでの大量の在庫は必要ないはずですし、私には「自分の売り上げの為にリーダーが友人Aに大量に買わせた」とみる方が自然だと思いました。

 冒頭に書きましたように、友人Aが「プルーンばかり食べている」のは、じつは、「すきだから」というよりも、「この大量のプルーンの在庫を減らす為」でもあったのです。

 さらには、友人Aがプルーンを食べる時に、「おいしい!」と、極端なほどに大きな声を出して食べるところが、私は気になっていました。

 私は友人Aに正直に「そのプルーンの食べ方は、わざとらし過ぎて、ちょっと気持ち悪くて、じつは、内心引いていた」と伝えました。

 すると、そのプルーンの食べ方もグループのリーダーからの指示とのことでした。

 リーダーの論理では、「自分が美味しく食べないと、美味しさが他の人には伝わらないから、人一倍美味しそうに食べなさい」とのことでした。

しかし、実際は「やらされている感」がものすごくて、不自然の極でした。

 また、大きな悩みの種として「ミキプルーンを辞めたい」と言い出すと、「もっとポジティブに生きなさい」と檄を飛ばされるとのことでした。

 これでは、リーダーの都合の良いことは「ポジティブ」で、リーダーの都合の悪いことは全て「ネガティブ」と言っているようなものです。

発覚した不快な真実

 友人Aの話を聞いているうちに、私にも次第にコトの事実が見えてきました。

 友人Aがなんとかしてプルーンの在庫を減らそう、人を勧誘しようとしていることを知り、私は思い切って尋ねてみました。

 「私にプルーンを毎回くれていたのは、本当は勧誘が目的だったですか」

 友人Aは、「そうです」と答えました。本当に人をバカにした行為だと思いました。

 私は友人Aが友達として好意でくれていると思っていたので、大変大きなショックを受けました。

 ネットワークビジネスが上手くいかず困窮しているので、「友達関係を大切にすること」よりも「どうしてもビジネスの勧誘」が先立ってしまうとのことでした。

 それが、目的だったのか・・・

 友人Aが困っていることは解りますが、そんなふうに接せられる側の私も、たまったもんではありません。

 本当に、心底、呆れました。そして、とても不快で残念な気持ちになりました。

決別

 さすがに、私も、ここまでの話になってくると、正直、「怖い」人たちだなと感じました。

 そもそも友人Aは友達の多い方ではありませんでしたし、あまり人と接すること自体が得意とは言えないタイプの性格でした。

 それで、生活も困窮し、大量のプルーンの在庫を抱え、本当に美味しいのか怪しい食べ方で、極端に喜びながらプルーンばかりを食べている。

 しかも、自分の性格に合わないビジネスが上手くいかず苦しみ、グループから抜けようとすると「裏切り者」と言われる。

 正直、「一体、何をやっているのだろうか、この人たちは」と思いました。

 友人Aは私に相談をしてきましたので、私は友人Aに、「正直、グループにしても小学生のいじめみたいで、やっていることが幼稚過ぎて、私には理解できません。自分が尊敬できる人と付き合い、自分に合った人生を選らんだほうが良いと思います」と伝えました。

 友人Aは、その後、勇気を振り絞って「ミキプルーン」なるネットワークビジネスを辞めました。

 もちろんどんなビジネスであっても、大人が自分で決めて自分で始めたのであれば、それは全て自己責任です。

 それだけに、自分がどんな人たちと付き合い、どんなビジネスをするのか慎重に決め、道を間違えたと判ったのであれば、勇気を出して別の道を選びなおすことも大切かと思います。

 この件で、私が一番嫌だったことは、友人Aがネットワークビジネスをしていることを隠して、ビジネスを勧める為に、私に近づき、プルーンを渡してきたということです。 

 このような行為は、友人関係にヒビが入ります。

 ネットワークビジネスが絡むと、「普通に友達関係が築けずに、打算的に商売の為に相手に何かをする」という状態になってしまい、それが非常に不快で残念でした。

 

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