まさか、クラスメイトに騙されていたとは知らずに…専門学校時代に誘われたネットワークビジネスで友達を失いかけた…誘われた会場では、全身ブランドで埋め尽くされた衣装の、トップらしき人が語っていた…長い人生のうちの10万なんか安いもんだよと…
ネットワークビジネスは正当なビジネス?
初めまして、piroと申します。今回は、現在30代会社員の私が、学生時代に高田馬場でうっかりやってしまった(騙された?)ネットワークビジネスの経験についてお話させていただきます。そもそも未だに私の認識としては、ネットワークビジネス=非合法ではありません。立派なビジネスモデルの一つであると思ってます。実際そうであり、今でも多くの方がやっていると思います。同じビジネスモデルでも、販売しているそのものの価値が金額と等しければネットワークビジネス、価値が金額に等しくなければいわゆるねずみ講・マルチ商法といった認識です。
じゃあなぜ良いイメージがない?
それはやはり、どうしても日本人の価値観に合いにくい部分が大きいと思います。ネットワークビジネス=友達・知り合いを売るという価値観が抜けないからだと思います。私もいまだにそういったイメージを払拭しきれていません。実際には友達・知り合い「に」売るだけかもしれませんが、若干金額が高額になると、どうしても友達・知り合い「を」売るというイメージが先行してしまいます。
私の体験談
私は専門学校時代にクラスの友人に誘われてネットワークビジネスをやったことがあります。会社名などはもう覚えておりませんが、恐らく他の方々同様、
➀友人に「すごい人いるから会ってみた方がいいよ」と誘われる
②大きな会場に参加し、いかにも金持ちそうなオーラを放っている人がみんなに講演をする
③喫茶店に行き、友人+ちょっと上の人にクロージングされる…
といった流れです。喫茶店ではしっかりと決まりがあります。こちらに話を集中させるため、クローザーは必ず壁際に座ります。(後ろに人が通ったりするのが見えると気が散ってしまうため)
そしてクローザーに会うまでは、友人が私にひたすらT-UPしてきます。(これから話す人がどれだけすごいかを伝えてくる)ABCの法則に則ってしっかりと固めてきます。
クローザーからいろんな話を聞き、最後の殺し文句「長い人生のうちの10万なんか安いもんだよ」を使われ見事クロージングされました。
学生で10万円も持っていないので、すぐさま近くの学生ローンに向かわされ、借金させられます。この時は多少不満があっても、その後稼げるという話をひたすら聞いていたので大丈夫だと思ってしまい借りてしまいます…
そんな流れでした。ですが、私はこのやり方が肌に合わず、結局一人も紹介することなくただ10万円の商品を購入し泣き寝入りしてしまいました。
私に紹介した友人も頑張っていましたが、後にやはり肌に合わず辞めてしまいましたね…友人もそそのかされてしまった一人なので、私が恨むことはありませんでしたが…
今となっては高い社会勉強代だったなーくらいにしか思っていませんが、それでもこの苦い経験は10年以上経った今でも忘れていません。
一括りに悪いビジネスだというつもりはありませんが、構造上稼げる人は確実にごく少数であり、何より日本人の体質には合わないと思います。これを読んだあなたには、これからそういった話をされたときは是非慎重に見極めていただきたいと思います。簡単な美味しい話はありません。
「長い人生のうちの10万円」は確かに高くはないかもしれませんが、それをそこで使うのか、遊びに使うのか、自己投資に使うのかで人生が変わってくると思います。
あの日の自分に声をかけるとしたら、「その10万円で自己投資して、一つでもスキル磨きなよ」
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